ゆうれいせん
幽霊船
国内
未確認生物
- どんな話か
- 幽霊船は風と逆に進むとされ、老漁師の話には弔いを怠った祟りや土間の鎌が禍した話も伝わる。
- 細部
- この海域を行く幽霊船は、吹く風とは逆向きに進んでいくとされた。老漁師が語った伝えでは、船の怪異だけでなく身近な不調の理由も語られている。母親が体調を崩した折には拝み屋に見てもらうと、海で亡くなった兄を長らく弔っていないことが原因だと告げられ、供養をすませると回復した。また、家の中で何度もつまずいて難儀していたときは、土間に置きっぱなしの鎌が禍していたのだという。海で暮らす者の不安が、船の怪異と暮らしの中の小さな異変の両方に重ねられている。
- 広まり方
- 1971年の『土佐民俗』に掲載された浜田数義「海村漁老聞書(九)」に記録がある。
- 地域
- 長崎県五島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ