よこすかのしょうじをこするゆうれい
横須賀の障子を擦る幽霊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 遊女に通う職人を恨んで死んだ妻が、夜ごと障子に髪を擦らせて男につきまとった話。
- 細部
- 浦賀に伝わる怪談で、遊里の女に入れあげた職人がいた。捨て置かれた妻はその女を恨んだまま自ら命を絶ち、それからというもの、女の眠る部屋の障子に毎夜髪を擦りつける音が聞こえるようになった。男も気味が悪くなって思い立ち、札所を巡る旅に出るが、行く先々の宿でなぜか二人連れとして数えられてしまう。逃れられぬと悟った男は龍本寺に入り、そこで生涯を閉じたという。姿を見せずに気配だけで追ってくる点が、この話の恐ろしさを支えている。
- 広まり方
- 1933年の『民俗学』に載る太刀川総司郎「三浦三崎の「でつと」その他」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県横須賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ