やくしまのやなぎごうりをしらせるゆうれい
屋久島の柳行李を知らせる幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 診療所の宿直室で頬を撫でられた怪異と、生前親しかった人に柳行李の存在を伝えに来た幽霊の二つの話。
- 細部
- 昭和27年、ルース台風のころには、診療所で深夜に女の化物のようなものを見たという話があった。戸締りをしていたはずの宿直室にいると、冷たい手で頬を撫でられたり、寝ている畳が持ち上がってドシンと落ちたりすることもあったという。また昭和6年ごろには、ある幽霊が生前に仲の良かった人物のもとに現れ、その人の家に預けたままになっていた自分の柳行李を指し示したことがあった。言われたとおりに柳行李を郷里へ送り届けると、それきり幽霊は姿を見せなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 1970年の『南島民俗』掲載、安山登「口永良部島の伝説(その六)」と、1971年の『南九州郷土研究』掲載、同「口永良部島の伝説(上)」に記録されている。
- 地域
- 鹿児島県屋久島町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ