わかさちょうのぎんすをかえすゆうれい
若狭町の銀子を返す幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 常神村の寺に幽霊が現れ、亡くなった船頭が遺した銀子を家族へ返してほしいと頼んで消えたという。
- 細部
- 若狭国常神村でのこと。ある日、寺の和尚のもとに幽霊が現れ、亡くなった船頭の主人が生前に遺していた銀子を、その家族に返してほしいと頼んで姿を消した。翌日になると、海から一つの櫃が流れ着いた。中を確かめると、通行のための切手などと一緒に銀子が入っていたため、和尚はこれを亡くなった船頭の兄にあたる人物に渡したという。死者の頼みが夢や幻ではなく、実際に流れ着いた物によって裏付けられた点が、この話の特徴になっている。
- 広まり方
- 百井塘雨による随筆『笈埃随筆』を収めた『日本随筆大成 第2期』(1974年)に記録がある。
- 地域
- 福井県若狭町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ