ゆうれい
幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 病院や民家、橋のたもとなど大阪市内の各所で、死者の姿や声が現れたとする幽霊譚が数多く伝わっている。
- 細部
- 大阪市内では、幽霊にまつわる話が数多く書き残されている。ある病院には白昼、白髪の老翁の姿が現れると評判になり見物人が押し寄せたが、光の加減やガラス戸の曇りによる見間違いではないかとも分析された。別の病院の礼拝堂の窓にも老人めいた顔が浮かび、警察沙汰にまで発展した末、目の錯覚と結論づけられている。一方で、亡くなったはずの妻が郵便物を受け取って応対した話、閉店間際の飴屋に通う女が実は死んだ母親で墓から赤子とともに見つかった話、放蕩者の養子に惨殺された老夫婦の霊が長らく現れ続けた話など、光や物音では説明のつかない話も多い。女郎になった娘の首が両親の家に現れた話や、入水した女が死後に茶店へ品を届けに来た話、焼け跡から聞こえた助けを求める声が実は釣瓶の音だった話、牛車にはねられて死んだ老婆の霊が目撃された話なども併せて伝えられている。
- 広まり方
- いずれも1933~1937年の『郷土研究上方』所収の各記事(高原慶三「木むすめ」、三遊亭しん蔵「私の実印」、釋大虚「飴を買ひ来る幽霊」、勿呵魅魑生「妄談真晝の幽霊」、日恒明貫「大阪妖怪畫談」ほか)に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ