ゆうれい
幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 旅館の一室に音もなく現れる老女の霊は、生前の恨みではなく宿泊客への忠告のために出るという。
- 細部
- ある旅館の一室では、夜更けに障子が音を立てずすっと開き、幻のような老女の姿が浮かび上がることがあるという。三年ほど前、この宿では病で寝付いた婆やを厄介者として扱っていた時期があり、当の婆やはそれを苦にして自ら命を絶ってしまった。以来その部屋には婆やの霊が現れるようになったが、恨みを晴らすためではなく、そこに泊まる客に何かを身をもって知らせ、忠告しに来るのだと語られている。祟りではなく警告として出現する幽霊として伝えられている点が珍しい。
- 広まり方
- 出典は『日本民俗』1936年掲載、中塩清之助「狸と幽霊と」。
- 地域
- 愛知県岡崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ