ゆうれい
幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 春雨の夜にまどろんでいた先生の枕元に小野小町のように美しい幽霊が立ち、一書を山寺の花見客に届けよと告げて消えたという話。
- 細部
- 静かな春雨の降る夜のことである。ある先生が考え事にふけりながら過ごすうち夜も更け、いつしかうとうととまどろんでしまった。すると枕もとに、小野小町かと見紛うばかりの美しい幽霊がすっと立っていた。その幽霊は涼やかな声で、「この書物をひとつ残らず、山寺の花見に集う人々のもとへ渡しておくれ。このことをゆめゆめ忘れてはならない」と言い残すと、そのまま姿をかき消すように去っていったという。
- 広まり方
- 1975年の『みなみ』に掲載された山本錠之助「山寺花誌(一)」に記録がある。
- 地域
- 愛知県南知多町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ