こもろのしをつげるゆうれい
小諸の死を告げる幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 恨みや供養不足から足のない姿で現れ、死を告げに来た例が寺の話として残る。
- 細部
- 小諸では、非業の死を遂げて恨みを残した者や、まつりを欠かした死者が幽霊になると考えられていた。姿は白い衣で足がなく、墓地や柳の木の下といった場所に立つとされる。一方、死を知らせに来る幽霊は生前と変わらぬ人の形で現れる。玄江院に伝わる話では、寺男が朝の掃除中に、重い病で伏せていたはずの寺総代が襟巻姿で本堂へ入るのを見た。その日のうちに当人の死が親戚から知らされたという。別の代の住職は、夕方に障子を開けたところ投網を担いだ男が立っており、声をかけると消え、翌朝その男が川で死んでいたと知らされた。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』の俗信の節(小林寛二・巻山圭一)と、口頭伝承の世間話の章(細川修・松本清人)に収められている。
- 地域
- 長野県小諸市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ