ゆうれい
幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 妾に苦しめられ井戸に身を投げた本妻の首が浮かぶ話と、壁のしみから老婆が現れる話を伝える。
- 細部
- 土木工事の親方に妾ができ、本妻をひどく苦しめたことがあった。追い詰められた本妻は恨みを抱いたまま井戸のふちで命を絶ち、そのまま井戸の底へ落ちてしまう。後にその家を借りた者が井戸をのぞきこむと、女の首だけがぼんやりと水面に浮かんでいるのが見えたと伝わる。別の話では、部屋の壁にできたしみの中から異臭を放つ老婆の姿が現れたというものもあり、いずれも家の中の思いがけない場所に死者や異形の姿が現れる幽霊譚として語られている。
- 広まり方
- 1936年の『日本民俗』所収、中塩清之助「狸と幽霊と」と、2001年の『山陰民俗研究』所収、降井直人「現代人と世間話-トイレの怪談を中心にして-」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県神戸市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ