あずみののうらみをのこすゆうれい
安曇野の恨みを残す幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- この世への恨みや執念が残ると現れるとされ、姿と出没場所が語り手ごとに細かく異なる。
- 細部
- 県史の聞き取りには十一の証言が並ぶ。出る理由はおおむね一致しており、晴らせない恨みや断ち切れない執念が形を取るのだという。姿の描写は語り手で分かれ、白装束のもの、足を持たないもの、髪を振り乱したもの、顔が青く刃物を口にくわえたもの、下げ髪で両手を胸元から垂らすものが挙がる。現れる場所も墓地、井戸、古屋敷、真夜中の川端の林、暗がり、そして恨みを向けられた相手の家と幅広い。共通するのは、恨みの残った場所と人のもとへ寄ってくるという理解である。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第十編民俗知識、妖怪・幽霊の幽霊の項に十一例が並ぶ。
- 地域
- 長野県安曇野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ