あなんのまくらもとにたつゆうれい
阿南の枕元に立つ幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 恨みや悲しみを抱えたまま死んだ者が、白い装束の足のない姿で枕元に立つという。
- 細部
- この世に晴らせない恨みを残したとき、あるいは生前に悲しい思いを抱えていたとき、死者は幽霊となって現れると語られた。髪を長く垂らし、真っ白な着物をまとい、足はない。出る先は決まって、恨みを向ける相手の枕元だという。姿の描き方は広く知られた型を踏むが、現れる条件が恨みと悲しみの二つに整理され、出現の場所まで枕元と定められている点に、土地での語り口の輪郭が見える。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の俗信の章、妖怪・幽霊の項に二例が並んで収められている。
- 地域
- 長野県阿南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ