あいなんのいどばたでくうにょかい
愛南の井戸端で食う女怪
国内
未確認生物
- どんな話か
- 井戸端で問いかけて人を食おうとする女の怪と、幽霊と見誤られた櫛をくわえた女の話。
- 細部
- 漁の途中で水を汲みに陸へ上がったとき、また来るかと問われたら必ずまた来ると答えねばならないとされた。あるカツオ船の炊きが井戸端で女にそう尋ねられ、船頭に言われたとおりに答えて戻る。話を聞いた船頭はそれは化け物だ、女が追ってくるから早く乗れと言い、艫綱を切って沖へ出た。そこへ幽霊が現れ、早く食べておくのだったと地団駄を踏んだという。もう一つは、丑三つ時に歩いていた猟師が、口に櫛をくわえ髪を長く垂らした女とすれ違った話である。幽霊かと肝を冷やしたが、実は離縁されて里へ帰る途中の人間で、魔除けのために櫛をくわえ髪を解いていたのだった。
- 広まり方
- 1991年の『常民』所収、中央大学民俗研究会による愛媛県南宇和郡城辺町の調査報告書に記録がある。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ