ゆうれいだぬき
幽霊狸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 墓場の大木を棲み処とし、身内の危篤・葬式・幽霊の出現までを順に見せて人を試したという化け狸。
- 細部
- 徳島県美馬市脇町の猪尻村では、墓場のエノキの大木を棲み処にする化け狸が知られた。正体を見届けようと木に登った村人の兵八の前で、隣人による母の危篤の知らせ、死亡の報告、葬列と埋葬の場面が順に現れた。兵八が動じずにいると、墓から母の幽霊が襲いかかり、斧で立ち向かった翌朝、そこには何百歳とも知れない老狸の死体が転がっていた。この話は笠井新也の記述として『日本民俗誌大系』第3巻(1974年)に収められている。
- 広まり方
- 阿波の狸話の定番として語られ、豪胆さを称える教訓譚の形で残った。
- 地域
- 徳島県美馬市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ