ゆのかみ
湯の神
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 子どもを遠ざけるため湯の本に猿の首を置くと湯の神が怒り、翌春には温かい湯が真水に変わってしまった。
- 細部
- 身延町の湯の本という屋号の家では、かつて暖かい湯が湧いており、子どもたちの格好の遊び場になっていたという。あまりに子どもが遊んでばかりで手伝いをしなくなるのを見かねた大人たちは、子どもを怖がらせて近づけないようにと、そこに猿の首を置いた。すると狙い通り子どもたちは怖がって寄りつかなくなったが、春になって様子を見に行くと、湧いていた湯はすっかり真水に変わってしまっていたという。これについて、信心深いあるおばあさんが、猿の生首を置いたことに湯の神が腹を立て、もうこの村には湯を出してやらないというお告げがあったのだと語ったと伝えられている。
- 広まり方
- 1997年刊『甲斐路』掲載、天野安夫「忍野の池」に記録がある。
- 地域
- 山梨県身延町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ