むこく
夢告
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 寺院創建にまつわる二つの夢の逸話で、白髪の翁の教えと牛に転生した父を弔う霊夢が、聖地選定と法要の由来になったと伝える。
- 細部
- 一つは、精舎の建立を志した藤伊勢人が見た夢に白髪の翁が立ち、北山は無双の霊地だから堂を建てれば計り知れぬ利益があると告げ、名を尋ねると貴船の神と名乗った逸話。目覚めた伊勢人は、霊力を持つ白馬を放てば夢で見た場所へ自ずと導かれるはずだと考えて試したところ、果たしてその地にたどり着いたという。もう一つは、釈迦堂の建立者が、亡き父が今生では牛に生まれ変わっていると夢で告げられ、その牛を実の親として世話をした話である。牛が息を引き取った後、今度こそ極楽往生させようと、如来像を牛の衣でぬぐって芳香を移し取り、その衣を牛にまとわせて弔ったのが始まりで、そこから像を清める法要である御身拭いが今に伝わるという。
- 広まり方
- 続日本随筆大成別巻1983年に収められた坂内直頼『山城四季物語』に、鞍馬・釈迦堂それぞれの由来譚として書き残されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ