ようかい
妖怪
国内
未確認生物
- どんな話か
- 漁仲間が妖怪と知った鮫殿がその棲み処の桑の木を焼かせて追い払うが、後日その顛末を話した友が実は妖魔で、指の間を斬られ死んだという話。
- 細部
- 昔、久嘉喜鮫殿という人物が、漁を通じて親しくなった男が実は妖怪であることに気づき、その正体が当山にある桑の老木に棲みついていることを突き止めた。鮫殿は自分の妻にその木を焼かせ、正体を暴かれた妖魔は国頭の方へと移っていったという。ところがその後、首里で鮫殿がこの一連の出来事を友人に何気なく語ったところ、実はその友人こそが件の妖魔の化身であった。怒った友人は小刀で鮫殿の指の間を切りつけ、鮫殿はこの傷がもとで命を落としてしまう。死後にわかったことだが、鮫殿の体は指の間を除いて鯖鮫のような硬い肌をしており、切られた指の間だけが人間のように柔らかかったのだという。
- 広まり方
- 1989年の『日本民俗学』所収、辻雄二「キジムナーの伝承-その展開と比較-」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県糸満市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ