よつやのかいか
四ッ屋の怪火
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 鴨島町の龍蔵土手に出る火の玉を生け捕った多助は、声に迫られ火を返した翌日から病に倒れ亡くなった。
- 細部
- 吉野川市鴨島町の龍蔵土手には、真夜中になると火の玉が現れると恐れられていた。気の強い若者であった多助は、この火の玉を生け捕りにしてやろうと勇んで出かけ、実際に木片のようなホタ状のものを捕らえて持ち帰り、家の柱に結びつけておいた。ところが毎晩丑三つ時になると「火を返せ」という声が聞こえてくるようになったため、多助はたまらずそれを元の場所へ返しに行った。しかし翌日から体調を崩し、二、三日のうちに息を引き取ってしまったという。
- 広まり方
- 『郷土趣味』1921年掲載の後藤美心「阿波の土俗(七)」に記録されている。
- 地域
- 徳島県吉野川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ