よろいた
鎧田
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 戦に敗れ鎧姿のまま倒れた武士の亡骸から鎧だけが盗まれ、亡骸のみ埋められたため祟るとされる田が鎧田である。
- 細部
- 羽後町に伝わる鎧田は、合戦に敗れた一人の武士にまつわる祟り田である。この武士は鎧をまとったまま息絶えて倒れていたが、心ない者がその鎧だけを盗み取り、亡骸だけをその場に埋めてしまったのだという。本来ならば武具とともに手厚く葬られるべきところを、身ぐるみをはがされたうえに十分な弔いも受けられなかったことから、武士の霊は浮かばれず、この田に祟りをなすようになったと語られている。奪われた鎧と、なおざりにされた弔いという二重の無念が、田の名にそのまま刻まれている。
- 広まり方
- 『季刊どるめん』1975年掲載の嶋田忠一「祟り田伝承の二,三」に記録が残る。
- 地域
- 秋田県羽後町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ