よりき
寄り木
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 与路島では祟りを恐れ流木をあまり使わず、横向きに流れ着いた木は良いが縦向きのものは避けられ、流木で豚小屋を造った人の豚は痩せて育たなかった。
- 細部
- 与路島では、海から流れ着いた寄り木を使うと祟りがあるといわれ、むやみに使うことは避けられていた。同じ流木でも、横向きの姿勢で流れ着いたものは差し支えないとされる一方、縦向きに流れ着いたものはよくないとされ、区別して扱われていた。以前、ある人がこの言い伝えを軽んじて流木で豚小屋を作ったところ、飼っていた豚は痩せ細ってしまい、まともに育たなかったという。海からの贈り物である流木にも吉凶があるという考え方を示す話である。
- 広まり方
- 2001年の『南島研究』に掲載された尾崎一の採集資料に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県瀬戸内町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ