よなたま
ヨナタマ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 魚を炙っていると沖から名を呼ぶ声がして魚が答え、その直後に津波が起きて下地の漁村が海に呑まれたという伝承。
- 細部
- 宮古島に伝わるヨナタマの話では、ある人が魚の頭を鉄網の上で炙っていたところ、沖の方角から「ヨナタマよ、ヨナタマよ、なぜそんなに帰りが遅いのだ」と呼びかける声が聞こえてきた。すると炙られていた魚が「今、某家で背中を炙られている」と答えたという。別の伝えでは、夜に釣った魚を網にのせて焼いていると、同じく沖合から「ヨナタマよ、ヨナタマよ、何をしているのだ、早く帰ってこい」という声が響き、魚が「網に乗せられあぶられているところだ、早くサイをよこせ」と叫んだ直後、津波が押し寄せて下地の漁村が海に呑み込まれてしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1934年の『島』に掲載された柳田國男「漁村語彙(六)」、および1978年の『フォクロア』掲載の堀田吉雄「南島の人魚譚(講演)」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県宮古島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ