よなきばば
夜泣き婆
国内
未確認生物
- どんな話か
- 不幸のある家の前に現れて泣き、それにつられて人々も涙するという老婆の妖怪。
- 細部
- 画家・与謝蕪村の『蕪村妖怪絵巻』に描かれた、遠江国の見附宿(現・静岡県磐田市)の妖怪である。不幸に見舞われた家の前へ老婆が現れて泣き、その声に誘われるように周囲の人々も涙を流す。何度も姿を見せた家には、必ず不幸が起きた。妖怪研究家の湯本豪一は疫病神に近い存在とみなし、水木しげるは不幸の到来を告げる妖怪と位置づけた。また水木の調査には、葬儀で遺族から米を受け取る「泣き婆」の習俗も記録され、葬儀の泣き女に近い性格と怪異譚が重なっている。
- 広まり方
- 妖怪絵巻という形で記録され、後世の妖怪研究家によって疫病や葬送との関連が論じられてきた。
- 地域
- 静岡県
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ