やなぎだいみょうじん
柳大明神
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 柳大明神の近辺で牛の病死が相次いだ際、依頼を受けた基凞公が慈しみを詠んだ和歌を捧げたところ、牛が死ぬことはなくなったという。
- 細部
- 岡の屋と呼ばれるあたりに柳大明神という宮が祀られていた。この宮の近辺に住む民家では、飼っている牛が次々に病にかかって死んでしまうという災いが続いていた。困った村の長は、和歌に優れた基凞公にこの件を伝えて一首を依頼したところ、基凞は柳の神の慈悲深さを詠み込んだ歌を捧げたという。この和歌の霊験によって、その後は牛が死ぬということがなくなったと伝えられており、言葉そのものが災いを鎮める力を持つという発想がよく表れている。
- 広まり方
- 1974年の『日本随筆大成第二期』所収、慈延「鄰女晤言」に記録がある。
- 地域
- 京都府宇治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ