やもり
野守
国内
未確認生物
- どんな話か
- 松代の山で大蛇を裂き殺した力自慢が、後に非業の死を遂げ、野守の報いだと噂された話。
- 細部
- 松代の山里に評判の力持ちがいた。水無月のころ友人と山へ入ると途方もなく大きな蛇に出くわし、上下の顎をつかんで引き裂こうとしたが果たせず、鎌で口から喉までを切り裂いた。胴の太い部分を土産に持ち帰ると、親はこれは山の神に違いない、必ず祟られると言って彼を家から追い出し、里長がなだめてようやく収まった。身体に染みついた蛇の臭いは取れず、医者の薬でやっと消えたが、その医者はあれは大蛇ではなく野守だと語ったという。彼はのちに山の官木を盗んだ罪で処刑され、人々はこれを野守の仕返しとみなした。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、建部綾足『折々草』に記録がある。
- 地域
- 長野県長野市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ