やまわろう
山童
国内
未確認生物
- どんな話か
- 泣きやまぬ子を家から出した親のもとから子が消え、10年後に毛深い山童となって峠で人に語りかけた。
- 細部
- 豊後国日田の伏木村でのこと、ある親がどうしても泣きやまない我が子を家の外に出しておいたところ、子の声はしだいに山の方へ遠ざかり、そのまま行方が知れなくなってしまった。それから10年ほど経ったころ、日田に暮らす小一という人物が日向へ抜ける梓越の峠道を歩いていると、全身に毛の生えた七、八尺もの背丈の動物に出会う。ところがその動物は人の言葉を話し、自分こそ伏木で行方知れずになった子であり、今はある者に仕えて幾つもの山の主となっていると告げて立ち去ったという。山童や野人の一種として語られている話である。
- 広まり方
- 1979年の『続日本随筆大成』所収、広瀬旭荘「九桂草堂随筆」に記録がある。
- 地域
- 宮崎県延岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ