やまてんぐ
山天狗
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜の川漁に前触れの怪音や笑い声を聞かせ、山で迷った者を連れ去ったと解された存在。
- 細部
- 夜に網を打つ者にはこの類がシラセを寄越すという。自分が網を打つと遠くでも同じ音が返る、投じた網がたちまち破れて跳ね上がる、大きな石が水に落ちる音がしたのに波紋ひとつ立たない、夜焚きの火の向こうに大坊主が現れてこちらを睨む、といった具合である。笑い声が聞こえたという話もある。また隣村の若者が萱を刈りに出て道を失い、丸一日さまよったあげく人の通れない滝を下って沢にいるところを助け出されたことがあり、村ではこれをこの者に連れて行かれたのだと解した。
- 広まり方
- 1936年の『民間伝承』所収、倉田一郎「青根村の霊恠」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ