やまそう
山叟
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山小屋に火にあたりに来た山男へカモシカの皮を与えると翌晩も獲物を運んでくるようになり、なめし方を教えて別れたという妙高市の山人伝承。
- 細部
- 妙高市の山中で炭焼きか猟師かが山小屋にこもって火を焚いていると、腰に草木をまとっただけの山男が姿を現し、火にあたりに寄ってきたという。翌晩、山男は仕留めたカモシカを2匹携えて再びやって来たので、その皮を剥いで分け与えると、山男はたいそう喜んで山へ帰っていった。それから二日後の夜、今度は小熊と兎を土産に持って現れたが、身にまとっていたカモシカの皮は生のまま着ていたためすっかり縮んでしまっていた。見かねた側の人間が皮のなめし方を教えてやると、山男は納得した様子で山へ戻っていったという。人と山男との間に、獲物と知恵を交換し合うような素朴な交流が結ばれていた様子がうかがえる。
- 広まり方
- 『昔話伝説研究』(2000年)掲載の伊藤龍平「柳田山人論の原風景―『山人外伝資料』再見―」に記録がある。
- 地域
- 新潟県妙高市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ