なかがわのじごくだにのやまおとこ
中川の地獄谷の山男
国内
未確認生物
- どんな話か
- 骨の散らばる地獄谷の小屋に現れ、女の片腕を投げ込んで食えと言ったという。
- 細部
- 大鹿村の北の方角に地獄谷という谷があり、人や獣の骨があちこちに転がる不気味な場所として恐れられていた。度胸試しを兼ねてそこへ木を伐りに入ったそうさくじいは、良質のさわらが多いのを見て小屋を建て、桶に使う皮を採って働いていた。ある月の明るい晩、山が鳴って何かが近づく気配があったが姿はなく、次に山奥から物音がしたかと思うと、山男が小屋の前に立ち、これを食えと言って女の片腕を投げ入れた。恐れおののいた彼は夜が明けるのを待ってようやく家へ逃げ帰ったという。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、世間話としてそうさくじいの話に収められている。
- 地域
- 長野県中川村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ