やまのかみのばつ
山の神の罰
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 1月15日は山の神が柴の種を蒔く日で山へ登ってはならないとされたが、これを破った孫助という男が行方不明になり、翌夏に衣類だけが滝壺で見つかったという。
- 細部
- 毎年1月15日は、山の神が柴の種をまいて回る特別な日だとされ、この日ばかりは決して山に足を踏み入れてはならないという禁忌が土地に根付いていた。ところがある年、変わり者として知られていた孫助という男が、あえてこの禁を破って山へ登っていったまま、二度と姿を見せなくなってしまう。年が明けて夏を迎えた頃、山中の滝壺で孫助が身につけていたはずの着物だけが見つかったが、肝心の本人の姿はどれだけ捜しても見つからなかったという。禁を犯した者への罰として語られる、山の神をめぐる戒めの一つである。
- 広まり方
- 『郷土趣味』1922年掲載、山口早風「京都 落東 鹿ケ谷雑話」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ