やまのかみこう
山の神講
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 18、9歳から30歳ほどの男が加わり、正月と秋に宿を回り持ちで営む山の神講の作法。
- 細部
- 木地を挽く職人は檜枝岐で「やまうど」と呼ばれ、正月と10月の年二回、山の神講という寄り合いを開いてきた。宿は村の家々が順番に持ち回り、村長の家などが選ばれることが多く、参加者は食べ物を持ち寄って山の神の掛け軸を掲げ、夜通し灯明をともしてばんでい餅をつき、酒を酌み交わして踊り明かす。加入するのは18、9歳からおよそ30歳までの男たちで全員が名を連ね、膳に着く席順は年齢によって決まるが、宵と朝の二度、鎮守の山の神社へ参るために選ばれる代参者二名だけは別格として最上座に座る。山の神は穢れを嫌う神とされ、酒の酌をするのは嫁入り前の娘に限られていた。かつて講の場に女性が加わることはなかったが、近年では炊事の手伝いなどで女性も関わるようになっているという。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史』第23巻民俗1所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「会津檜枝岐村民俗誌」の木地屋・年中行事の各項による。
- 地域
- 福島県檜枝岐村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ