やめしのやまのかみとひとみごくうのまい
八女市の山の神と人身御供の舞
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山を歩くと寒気やめまいに見舞われるのは山の神の触りとされ、また昔の飢饉での人身御供の舞が今に伝わる舞の由来になったという。
- 細部
山を歩いている最中に、これといった理由もなく寒気やめまい、頭痛に見舞われることがあり、こうした不調は山の神が触れたためだ、あるいは山の神の起こす風に当たったためだと説明された。また、およそ六百年前に深刻な干ばつが起こり、村が飢饉に陥ったことがあったという。占ってもらうと、池に鎮まる山の神の祟りだと告げられ、実際そのとおりであった。そこで村の若者を池の神への供え物として捧げることになり、ハンニャという名の青年がその役に選ばれた。
九月十八日の夜、駕籠に乗せられて池へ向かう道中、彼はこの世での最後にとハンニャの舞を舞ってみせた。すると池に棲む竜は、そのような舞を見せてくれるならこの若者を食べはしない、そのかわり毎年この舞を見せてほしいと告げたという。これが以来、風流やはんや舞として伝わる踊りの由来になったと語られている。
- 広まり方
- 1981年の『民俗採訪 福岡県八女郡星野村』(国学院大学民俗学研究会)に記録がある。
- 地域
- 福岡県八女市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ