しずおかのふじにおこるやまのかみ
静岡の藤に怒る山の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大欅を切ろうとしたら藤が唸り季節外れの花を咲かせ、和歌を捧げると花が散り作業ができたという山の神の怒り。
- 細部
- 山中にあった大きな欅(槻)の木を切ろうとしたところ、その傍らに生えていた藤の木が突然唸り声を上げ、真冬だというのに季節外れの花を咲かせるという出来事が起きた。これを不審に思った木の持ち主は、藤の木に対して和歌をしたためた短冊を捧げることにした。すると、それまで咲き誇っていた花がすっと散り、ようやく作業を進めることができたのだという。この一連の出来事は、大木を切ろうとしたことに対して山の神が怒りを示したためだと理解されており、山の木を伐採する際には山の神への配慮が欠かせないという考え方を映した話である。
- 広まり方
- 1955年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による静岡県庵原郡両河内村調査の記録に基づく。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ