しぶしのやまのかみのやまいりさほう
志布志の山の神の山入り作法
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山に入る作法や、山の神に見初められたか身なりを整えた夫が谷で死んだ話など、志布志市の山の神信仰。
- 細部
山に入ろうとするとき、そこに山の神がいれば髪の毛が逆立ってわかるのだといい、山の神を驚かせないよう、あらかじめ咳払いをしたり物音を立てたりしてから足を踏み入れるべきだとされる。山仕事をする人は入り口で焚火をしてから入るものとされ、これを怠ると熱が出たり体調を崩したりするという。昔、イノシシを射ようとして誤って山の神を射抜いてしまった人が、そのまま病気になって死んでしまったという話もある。
マツリでは叉木家の裏山の頂にある山の神と、上野家の先の山腹にある山の神・年神をまつるが、やかましい神であるためきちんと祭らなければケガをするといわれる。また山の神は女性だとされ、男が山に入るときは身なりを整えていくものとされているが、ある夫がいつも身なりよく山へ出かけるのを不審に思った妻が様子を見に行くと、谷淵できれいな女に支えられながら仕事をする夫の姿があった。妻が声をかけると女の姿はぱっと消え、夫はそのまま谷に落ちて死んでしまったという。
- 広まり方
- 1989年の『民俗採訪』掲載、国学院大学民俗学研究会「夏井 信仰」および「潤ヶ野 信仰」に記録されている。
- 地域
- 鹿児島県志布志市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ