せきのやまおちをまねくやまのこう
関の山落ちを招く山の講
国内
未確認生物
- どんな話か
- 2月と11月の山の講を怠ると山落ちが起こるとされ、女神である山の神には木の伐採や女性の参詣にまつわる細かな禁忌が付随していた。
- 細部
山の神を祀る講は2月の初寅の日と11月7日に行われ、これを怠ると山落ちという災いが起こるとされていた。山の神は女神とされ、講で振る舞われる下がりものを女性が口にすると気性が荒くなるという言い伝えがある。マドギ・ホウキギ・カモエダといった特定の木は山の神が好むとされ、決して切ってはならないとされていた。また山の神は醜い女の姿をしているといい、そのために女性が山の神に参詣することは忌まれていた。
一方で山の神は子どもを守る神でもあり、子どもが病気になったときには提灯をともして祈ると全快するとも語られ、山神の正体を狐だとする人もいたという。山の神を招くときの唱え言葉も記録されている。「山のこの三千坊、ササヤレ、ワイワイ」。
- 広まり方
- 1940年の『民間伝承』所収「板取雑記」(直江廣治)と1941年の同誌所収「門松」(林魁一)に記録されている。
- 地域
- 岐阜県関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ