さつませんだいのきをかぞえるやまのかみ
薩摩川内の木を数える山の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 薩摩川内市では正月・5月・9月16日を山の神が木を数える日として山入りを禁じる一方、山の神の運命の言葉を聞き子を救った話も伝わる。
- 細部
- 薩摩川内市東郷町では、正月・五月・九月の十六日を「山ん神講」と呼び、この日は山の神が木の数を数える日だとして山に入ることを避ける。もし入ってしまうと怪我をすると信じられており、山仕事に関わる者は一か所に集まって、農家はそれぞれの家で飲食をして祝う。また別の話では、ある男が杉の木の上で夜を明かしていたところ、山の神が「男の子が七つになる日にスズキに飲まれて死ぬ運命だ」と語るのを耳にする。家に帰るとちょうどその通りの我が子が生まれており、七歳になった当日に柱にくくりつけておいたことで難を逃れたという。
- 広まり方
- 1960年の『西郊民俗』に掲載された内田賢作「鹿児島県薩摩郡東郷町鳥丸 採訪抄記」、および1974年の『日本民俗学』に掲載された有馬英子「薩摩大隅の運定め話」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県薩摩川内市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ