さいじょうのしんぼくきりのたたり
西条の神木伐りの祟り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 神の宿る木を伐れば血の気が引き目まいを起こし、箕で三度あおぐミカジで祓ったという。
- 細部
- 山の神の祭りは旧正月の五日と九月九日に営まれた。ひときわ大きな木、上の方で枝が絡み合った木、幹が二股に分かれた木は神の依り代とされ、オサンバイサンと呼んで伐採を避けた。この木に手を入れると罰が当たり、顔から血の気が失せて目まいに襲われる。そうなった者は北へ向けて座らせ、箕で三度あおいで祓う。この手当てをミカジ、すなわち箕加持と称した。禁忌と、それを破ったときの症状と、対処法までが一続きの知識として保たれていた。
- 広まり方
- 1961年刊の『あゆみ―西條市加茂の民俗―』所収、森正史監修の俗信仰と伝説の章と、1984年の『愛媛県史』第六章第二節、野口光敏による民間療法の項に記録がある。
- 地域
- 愛媛県西条市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ