さがみはらのやまごやをゆらすやまのかみ
相模原の山小屋を揺らす山の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山小屋を揺さぶり大石の落ちる音を立てるとされ、祭日には山仕事を休んで弓矢を供えた神。
- 細部
- 山に泊まる者の小屋が夜中に揺さぶられたり、すぐそばで大きな石が落ちるような音がしたりすることがあり、これはこの神のしわざとされた。山天狗の名で呼ばれることもある。原因は小屋の向きが悪いからだと考えられ、そういうときは直ちに建ての向きを改めた。鉄砲を三発撃てばよいと言う者もいたが、そうする人は少なかったという。一月十七日はこの神の祭日で、山へは入らず、竹で作った弓矢を供えた。昭和二十九年十月に相模湖で起きた中学生の遭難も、山王や水天宮の祟りだと取り沙汰された。
- 広まり方
- 1936年の『民間伝承』所収、倉田一郎「青根村の霊恠」、1956年の『ひでばち』所収、鈴木重光の報告、1977年刊『神奈川県史 各論編5 民俗』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ