やまのかみ
山の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大石家の田植えでは早乙女の数が実際より1人多く見え、裏山の山の神が手伝いに来ていたためだと語られている。
- 細部
- 邑南町にある大石家では、田植えのときに早乙女として働く人数を数えると、実際に集まっている人よりも一人多く見えるという不思議なことが起きていた。ところが、昼どきに用意した食事の膳を配ろうとすると、朝方に数えたときより一人分減っており、どうしても膳が一つ余ってしまうのだという。これは、家の裏手にある原山に住む山の神が、姿を人に混じらせて田植えを手伝いに来ていたためだと伝えられている。あるとき、その正体を確かめようと後をつけてみた者がいたものの、トロバタケと呼ばれるあたりで姿を見失ってしまったという。
- 広まり方
- 1939年刊『民間伝承』に牛尾三千夫が山の神と題して報告した話で、田植えに神が手を貸すという伝承の一例とされる。
- 地域
- 島根県邑南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ