みなみあいづまちのやまのかみのたたり
南会津町の山の神の祟り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山の神は女性で、お産を手伝わなかった猟師が祟りで死んだ話や三叉の木を切って死んだ話などを伝える。
- 細部
南会津でいう山の神は女性の神とされている。昔、サルマの猟師とアラバの猟師が熊を追ううち、山の神が出産している場に居合わせたことがあった。お産を手伝ったサルマの猟師は無事だったが、手伝わなかったアラバの猟師は、山の神から朴の木の器に盛られた熊の肉を渡され、これを口にした一同ともども命を落としてしまったという。また、山の神の腰掛けとされる三叉の木を切ってはならないとされ、実際にこれを切った者がその木の下敷きになって死に、その後1週間にわたって山が荒れ続けたとも伝えられる。
ほかにも、体調のすぐれない高校3年の息子を持つ母親が占い師の御神託に従い、かつて自分が暮らし今は閉山した大宮鉱山の山の神に祈願したところ、息子の病は治り、無事に卒業と就職を果たしたという近年の体験も語られている。
- 広まり方
- 1938年の『旅と伝説』所収、野口長義「南会津の民俗(一)」、1986年の『西郊民俗』所収、増田昭子「奥会津の年中行事(一)」、および1995年の『会津の民俗』所収、安藤紫香「私の心霊体験」に記録がある。
- 地域
- 福島県南会津町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ