やまのかみ
山の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山の神はエビス様との間に山中で子をもうけたとされ、妊婦に化けて宿を求めた際には木屋の応対次第で福と罰を分けたという。
- 細部
- 北秋田市に伝わる山の神にまつわる話である。ひとつには、山の神はエビス様とのあいだに子をもうけ、山の中でその子を産んだのだと語られている。また別の話として、ある吹雪の晩、山の神が身重の若い女に姿を変えて七人組のマタギが泊まる木屋を訪ね、一晩の宿を頼んだところ、けんもほろろに断られてしまった。仕方なくすぐ近くの六人組の小屋を頼ると、そちらでは手厚くもてなしを受けたため、山の神はお礼として大熊を三頭も授けたという。一方で、女を追い返した七人組のほうは山の神の怒りを買い、色を失った小さな鼠の姿に変えられてしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1991年の『日本常民文化紀要』に載る大島正隆「柳田国男先生-日本民俗学講義-(下)」と、1992年の『あしなか』に載る末広昌雄「山の伝説」にそれぞれ紹介されている。
- 地域
- 秋田県北秋田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ