やまのかみ
山の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 新婚後は山に入れない忌みがあり、木こりの夫を見えない手で守る逸話も伝わる。
- 細部
- 上小阿仁村では、結婚した後の数日間は山に入ってはならないとされてきた。山の神が祝いの火を嫌うためだといい、田畑仕事や家の中の用事は差し支えないとされる。地区によって山の神を女神とする所と男神とする所があり、女神とする地区では、山の神が嫉妬して守ってくれなくなるという理由が語られる。炭焼きに入った夫婦の話では、危ない場所で木を切る夫の腰を美しい女が支えているのを妻が見て、浮気を疑って叫んだところ、その手は消えて夫は落ちてしまったという。実はそれまで山の神が夫を守ってくれていたのだった。
- 広まり方
- 『西郊民俗』1981年掲載の村山勝「結婚の忌―秋田県上小阿仁村の事例―」、および『上小阿仁の民俗―秋田県北秋田郡上小阿仁村―』1980年の口承文芸調査に記録されている。
- 地域
- 秋田県上小阿仁村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ