みねのみつまた、さわのふたまた
峰の三つ股、沢の二股
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 三又や二股に枝分かれした木は山の神が宿るご神木とされ、伐ろうとすると祟りに遭うと伝わる。
- 細部
- 常陸太田市では、「峰の三つ股、沢の二股」と呼び、峰で三つ、沢で二つに分かれる木を山の神の宿る木としていた。これを伐り倒そうとした者は、木に股を弾き返されて大怪我を負った。傷を治すため湯治へ向かったものの、帰る途中で自宅が焼けたとの知らせを受けた。三又や二股の木を伐れば祟りに遭うとの禁忌を、具体的な負傷と家の火災によって示す話である。関英馬の「常陸の天狗譚」(『民間伝承』1956年)には、常陸太田市の言い伝えとして記録されている。
- 広まり方
- 1950年代の民俗調査『常陸の天狗譚』に、山の神への畏れを示す話として記録されている。
- 地域
- 茨城県常陸太田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ