やまのかみ
山の神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 松井田町の山の神は狼を使いとし、オコジョを好む一方、遊び木の伐採や17日の伐採を禁じる。
- 細部
- 松井田町では、山の神についてさまざまな言い伝えが積み重ねられている。山の神のお使いは狼や山犬であるとされ、山に入って仕事をするときには「サル」という言葉を口にしてはならないとされる。山の神の性別は男だとも女だとも語られ、どちらでもなかろうという者もいて一様ではない。好物はオコゼの干物、通称オコジョで、これを供えると山での仕事がうまくいくといわれる一方、山の神はオコジョに目がなく、供える際に手まで持っていかれかねないほどだとも言われる。子どもが喉に穴あき銭を詰まらせたとき、親が山の神に祈ったところ、遠くの山で杣人が伐っていた杉の木っ端が飛んできて喉にあたり、その弾みで銭が飛び出して助かったという話も伝わる。三叉になった木やユミハリ木、マド木は山の神や天狗様が遊んだり腰掛けたりする木だから伐ってはならないとされ、また毎月17日は山の神の日として木を伐ることが禁じられている。
- 広まり方
- 西郊民俗(1963年)所収、中島恵子「西上州入山の山の神」に記録がある。
- 地域
- 群馬県安中市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ