やまのかい
山の怪
国内
未確認生物
- どんな話か
- 汗馬山で木を伐る者を大声で呼び、返事をすると姿も見せずに高笑いした何者かの話。
- 細部
- 汗馬山へ入った木伐りが、誰かに名を呼ばれるような大声を聞いた。返事をしても相手の姿はどこにも見えず、そのうちに山じゅうに響くような笑い声が上がった。気味悪くなった木伐りは仕事を放り出して山を下りたという。呼び声と笑い声だけで姿を持たない怪異で、同じ山に伝わる天狗や鬼の話と地続きに語られている。名を呼ばれて応じてしまうことが危うい振る舞いとされる点は、各地の山の禁忌とも重なる。
- 広まり方
- 2001年の『伊那』所収、原董による下条村の汗馬山の山岳信仰についての報告に記録がある。
- 地域
- 長野県下條村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ