やまねこのとうりょう
山猫の棟梁
国内
未確認生物
- どんな話か
- 森を開いた鉄砲の名手のもとへ娘の姿で入り込んだ古猫が、飛脚の一言で正体を暴かれる話。
- 細部
- 鉄砲の腕で知られた左衛門が、山猫の棲む入らずの森を切り開いた。山猫の側は手出しができないまま日を送っていたが、あるとき一夜の宿を乞う娘が訪ねてきて、左衛門はそのまま共に暮らすようになる。後日、山犬に襲われた飛脚が、山猫の棟梁が左衛門の家に入り込んでさえいなければ助かったのに、という意味のことを口にした。その言葉が左衛門の耳にも届き、やがて娘は正体を現す。左衛門は化けていた古猫をしとめたという。人里への侵入と退治が対になった構成の伝説である。
- 広まり方
- 1976年の『伊予の民俗』に載る佐藤静雄の畑の左衛門と山猫の棟梁に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ