あそのよるのやどをおそうやまねこ
阿蘇の夜の宿を襲う山猫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山道で一軒家に泊まった男が夜中に老婆に襲われかけ、斬りつけると老山猫の正体を現したという話。
- 細部
- 寒さの厳しい冬の夕方、山道を進んでいた男が遠くに灯りを見つけ、それを頼りに進むと一軒の人家にたどり着いた。その家に迎え入れられた男は、囲炉裏端で榾火にあたらせてもらい、そのまま休ませてもらうことになった。ところが夜更け、家の老婆がそっと近寄ってきて男の様子をうかがい、やがて食いつこうとしてくる。とっさに脇差を抜いて斬りつけたところ、老婆は正体を現し、年老いた山猫の姿となって裏山へと逃げ去った。この家の飼い主であった老婆は、すでにこの山猫に食い殺され、成り代わられていたのだという。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』所収、八木三二「猫の話(熊本県)」に記録がある。
- 地域
- 熊本県阿蘇市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ