やまんばさ
山んばさ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 上州藤原の宝川の岩穴に棲みついた女が山んばさと呼ばれ、若い頃の許婚の誘いにも応じず藤皮の草履作りに生きたという伝説。
- 細部
- 上州の藤原入り、宝川という谷の奥にある岩穴に一人の女が棲みつき、いつしか山んばさと呼ばれるようになった。この女には若いころ夫婦の約束を交わした男がいたが、あるときその男が猟師の仕事でこの山奥に分け入り、思いがけず彼女と再会する。男はいろいろと語りかけ、山を下りて一緒に暮らそうと誘ったが、女はすでに山んばさとなった身であり、そのような気持ちはもう持てないのだと答え、岩穴で藤の皮を使った草履作りを続けると告げたという。里の人々は、その草履の皮の切れ端が川を伝って流れてくる限り、山んばさは今もどこかで達者に暮らしているのだと考えたと伝わる。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』(1982年)第5編・水沢謙一による「ヤマンバ」の項に記録がある。
- 地域
- 新潟県南魚沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ