いびがわちょうのはんつもはったんおり
揖斐川町の半錘八反織り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 揖斐川町に伝わる山姥の娘の話で、糸を紡ぐ量は少なくとも織ると多くの反物になったため大切にされたという。
- 細部
- 揖斐川町に伝わる話では、山姥の娘がこの土地を切り開いた草分けの家に雇われ、子守りをしながら糸を紡ぐ仕事をしていたという。彼女が一日に紡げる糸の量はわずか半錘ほどしかなく、そのために「はんつも」と呼ばれるようになったが、不思議なことにその少ない糸を機にかけて布に織り上げると、なんと八反もの反物になったといい、そのため家では彼女を粗末に扱わず大切にしたと伝えられている。山姥の娘でありながら人里の家に仕えて働くという設定は、山と里の境をまたぐ存在として語られてきた点が興味深い。
- 広まり方
- 1983年の『美濃民俗』に掲載された松岡浩一「あばよはんつもよ―山姥糸取り娘の話とアバヨ語源の説と―」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県揖斐川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ