あたまにくちのあるやまんば
頭に口のある山婆
国内
未確認生物
- どんな話か
- 口のない女房をもらったけちな男が正体を見破った山婆から逃げ、以来菖蒲で屋根を葺くようになった。
- 細部
- けちな男が、飯を食わない女房が欲しいという願いから、口のない女を女房にもらい受けた。それでも食べる飯の量が減っていくのを不思議に思った男が隠れて様子をうかがうと、女房は自分の髪をかき分け、頭の上にあるもう一つの口に飯を詰め込んでいた。実は頭に口を持つ山婆だったのである。正体を知られた山婆は男を追いかけたが、男が蓬と菖蒲の茂みに隠れたため見つけることができなかった。この出来事にちなんで、以来五月になると菖蒲と蓬で屋根を葺く習わしができたと伝わっている。
- 広まり方
- 1965年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「岩手県気仙沼郡三陸村越喜来」に記録がある。
- 地域
- 岩手県大船渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ