やまいぬさま
山犬様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 小鹿野町の話で、山犬様は夜道を歩く人にそっと寄り添って家まで一緒に歩き、転んだときにはそばに来て身を起こす手を貸してくれるとされ、礼に米を一升炊いて供えると、それが炊き上がるのを見届けてから立ち去るという。
- 細部
- 小鹿野町に伝わる山犬様の話。夜道をひとりで行くとき、山犬様がそっと寄り添うようについてきて、家の戸口までともに歩いてくれるのだという。もし途中で足をとられて転んだときには、そばに来て体を支え、立ち上がらせてくれるとも語られる。こうした付き添いへの礼として米を一升炊いて供えると、山犬様はその場をすぐには離れず、炊き上がるのをじっと待ってから引き上げていくとされ、山道をゆく人と山犬様との間柄を伝える話として残っている。
- 広まり方
- 1953年刊行の『民俗採訪』のうち、國學院大學民俗学研究会による「埼玉県秩父郡倉尾村」の調査記録に収められている。
- 地域
- 埼玉県小鹿野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ