てんりゅうむらのやまいぬのたたり
天龍村の山犬の祟り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 飼っていた山犬に襲われかけて撃ち殺した猟師の家に祟りが続き、神として祀られたという話。
- 細部
- この土地には山犬をめぐる話がいくつも残る。拾って育てた山犬が猟の夜に牙をむいたため射殺したところ、その後三年にわたって村に病と凶事が続き、犬の祟りと判じた家が頭蓋を拾ってきて犬山之神として祀ったという。山の神に願って子を二匹授かった猟師の話も伝わる。獲物のない晩に火を焚いていると、犬が尾を水で濡らして火を消しにかかる。不審に思って木に登って様子を見ていると、かぶせておいた蓑に噛みついたので殺意を悟り撃ち殺した。やはり先祖に祟りが及び、骨を拾って供養したという。憑き物に苦しむときは、その容れ物である箱の埃を払うと落ちるとも語られる。
- 広まり方
- 1943年の『伊那』所収、下條山人の犬山文神の神体と、1989年刊行の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の世間話、山犬の話の項に複数話が載る。
- 地域
- 長野県天龍村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ